ゲームミュージックの話「アクトレイザー」

 

 

今日ご紹介するサウンドトラックは、1990年12月16日にエニックス(製作はクインテット)から発売されたスーパーファミコン用ソフト『アクトレイザー』です。今回も古代祐三さんの作品。古代さんのばかり紹介するのはもちろんファンだからです(笑)。

 

アクトレイザー

アクトレイザー

 

1990年は、11月21日にスーパーファミコンが発売されています。ですのでこの「アクトレイザー」、スーファミ初期の初期に発売されたゲームということになります。ちなみにスーファミの発売日は私の誕生日と同じなので忘れようがありません(笑)。

 

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「アクトレイザー」はアクションにシミュレーションが融合した、非常にユニークなゲームです。主人公は神様で、魔物が住む土地をアクションゲームパートで制圧した後、シミュレーションパートで制圧した土地に人々が住めるよう発展させていく、という流れです。

 

アクションパート

アクションパートはこんな感じ

 

アクションは結構難しいのですが、頑張ればクリアできるくらいの難易度です。シミュレーションも「シムシティ」っぽくて面白いですよ。いまプレイしてもはまれると思うので、興味のある方はWiiのバーチャルコンソールでダウンロードしてみてください。

 

シミュレーション

こちらはシミュレーションパート

 

んで、音楽の話。

 

スーパーファミコンはPCMというサンプリング音源を8チャンネル搭載しています。非常にザツな表現ですが、CDみたいにリアルな音をデータ化して再現できるリッチな音源です。当時もアーケードゲームでは、ドラムとかギターのリフで使用されてましたね。

 

とはいうものの、本当に自然な音を出すにはマシンにそれなりの処理速度が求められたり、音のデータを収めるための膨大なメモリが必要だったりするわけです。スペック的に余裕のあるアーケードゲームと違い、処理速度的にも記憶容量的にも劣る家庭用ゲーム機で、ゲーセンと同じクオリティを求めるのは、なかなか酷です。

 

ジャケ裏

ジャケ裏。古代さん謎のポーズ(笑)

 

ところがこの「アクトレイザー」、とてつもなくオーケストラな音が出ています。これはマジでビビる。ゲーム評論家の山下章さん(ベントスタッフ)も「『アクトレイザー』のゲーム・カートリッジの中には、間違いなくオーケストラがいる。」と評しています。「間違いなく」は多少大げさな気もしますが(笑)、本当に凄い。

 

ROMの容量を際限なく使えるならまだしも、たかだか8Mビット(バイトじゃないよ)のロムですからね。ここにハイクオリティな音楽を詰め込むのって、相当な技術が必要だと思います。作曲や音色作りだけでなく、プログラムにも精通している古代さんだから実現できた作品と言えるでしょう。(実際、容量を極限まで小さくしているって、どっかの対談記事で読んだことある)

 

古代作品全般に言えることですが、このサントラは数年前までプレミア価格で取引されていました(またかよ)が、いまはiTunesで購入することができるようになってます、よかったら是非、iTunes Storeで試聴してみてください。

 

そりゃぁ現行のゲーム機が奏でるオーケストラサウンドにはかなわないですが、この音が23年前の家庭用ゲーム機で鳴ってたと思うと、鳥肌が立ちませんか?(多少大げさ)

 

 

【収録曲】

01.オープニング
02.天空城
03.降臨
04.フィルモア
05.魔獣あらわる
06.ラウンドクリア
07.ブラッッドプール〜カサンドラ
08.アイトス〜テンプル
09.強敵
10.ピラミッド〜マラーナ
11.ノースウォール
12.世界樹
13.サタン
14.静寂
15.人々の誕生
16.捧げ物
17.平和な世界
18.エンディング

 

 

 

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