ゲームミュージックの話「MIDI POWER Ver.5.0 SNATCHER」

 

 

今日ご紹介するゲームミュージックCDは、コナミ矩形波倶楽部の『MIDI POWER Ver.5.0 SNATCHER』です。

 

スナッチャー

MIDI POWER Ver.5.0 SNATCHER

 

「MIDI POWER」は、コナミのゲームミュージックをDTM(デスクトップミュージック)用音源モジュールでアレンジしたシリーズで、「Ver.5.0」が示すとおり、このCDはシリーズ5作目。PC-8801やMSX2などで発売されたコナミの傑作アドベンチャーゲーム「スナッチャー」、およびMSX2で発売された続編「SDスナッチャー」の曲を収録したものです。

 

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ちなみにVer.1.0は「出たな!!ツインビー」「グラディウスII ゴーファーの野望」「パロディウスだ!〜神話からお笑いへ〜」の3作、Ver.2.0は「グラディウス」「沙羅曼蛇」「A-JAX」の3作、Ver.3.0は「グラディウスIII〜伝説から神話へ〜」「悪魔城ドラキュラ」の2作、Ver.4.0は「サンダークロス」「XEXEX」の2作を収録しています。機会があればこれらも紹介したいですね(多分しない)。

 

ゲームミュージックのアレンジ版というのは、結構、原曲のイメージをいい意味でも悪い意味でも壊したものが多かったりするのですが、この「MIDI POWER」シリーズは原曲のイメージを壊さないよう、細心の注意を払ってアレンジが行われております(憶測)。

 

私を含め、「ゲームミュージックはスペック的に制約があるからイイんじゃないか!」という思想をお持ちの方は、サントラの頭とか最後に入ってるバッキバキなアレンジ版がキライだったりすると思うのですが(憶測)、「MIDI POWER」は”当時の曲が現在のマシンスペックで作られていたら多分こんな音で鳴ってたんじゃないかな?”的な、素直なアレンジがされていますので、原曲原理主義者の方も安心です。

 

さてさてこの「Ver.5.0」、演奏には当時の最新音源モジュールであるローランドSC-88(32パート 64ボイス 654音色)が使用されています。つまり生演奏ではなく、いわゆる「打ち込み」による演奏です。でも、聴いていてもあまり打ち込みっぽさが無いんですよね。サックスのパートとか、実際に人が演奏してるんじゃないか?と思えるくらい自然。

 

んで、ライナーノーツを読んだらこのへんのテクニックが解説してありまして…

 

(前略)…実際のプレイを想像しつつ打ち込んで行けば良いのですが、1番気にするのは息使いです。SAXを吹いた時、音の鳴り始め(アタック)は息が多く送られ一瞬大きな音が出ます。それを再現するにはEXPRESSIONを使います。例えば、4分音符なら最初はEXPRESS値を127としておき32分音符分の長さを待ってからEXPRESS値を117くらいまで下げて残りの…(略)

 

え〜っと、後半は全然理解できませんでしたけどなんか凄い(笑)。

 

まぁとにかく(をい)、原曲の完成度かなり高い「スナッチャー」を、様々な打ち込みテクニックを駆使してアレンジしこのCD、超絶オススメです。特に10曲目の「DIFFICULT MOVE」は最高。この曲のためだけに買っても後悔しないです。モチロン、他の曲も素晴らしい。中古CDショップで見かけたら多少高くても即買いですよ!(笑)

 

 

【収録曲】

01.BIO HAZARD
02.TWILIGHT OF NEO KOBE CITY
03.THEME OF SNATCHER (PART 1)
04.THEME OF JAIME
05.ETERNAL PROMISE
06.ONE NIGHT IN NEO KOBE CITY
07.THEME OF KATHARINE (PART 1,2)
08.FADED MEMORIES
09.FACTORY PLACE
10.DIFFICULT MOVE
11.TRIUMPHAL ARCH
12.PLEASURE OF TENSION〜RESISTANCE
13.IN DANGER
14.THEME OF SNATCHER
15.THE PEACEFUL AVENUE

 

 

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